『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』水野学(ダイヤモンド社)
それ、段取りしとるんですか?
こんにちは、へんりーです。
「段取り」という言葉を聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
私は友近のキャラ「ピザ屋の西尾一男」を思い浮かべました。(調べたらYouTuberになってるし!!)
すみません。いきなり脱線いたしました。
友近のコント以外では「段取り」というと
「仕事は段取りが80%」、「段取りができる人は仕事がデキる人」
的なワードを新入社員の時に周囲からよく言われたような気がします。
その時は確か”段取りとは「優先順位」と「時間」を考えること”と教わりました。
本書では「段取り」とは、
仕事の目的を定め、きちんと計画し、あらゆる突発的なことも先回りしながら、時間通りに実現させる。
「段取り」とは「ルーティン化」するということ
引用:『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』
ということで話が進みます。
「あらゆる突発的なことも先回りしながら」これ、ほんとクセ者ですよねぇ。。
横槍や急な依頼はバタフライエフェクトのように連鎖します。
そんな仕事も元をたどればどこかで段取りしてないクセ者がいるはず!!
つまりは仕事はクセ者との戦いとも言えるのか!?
そういう論調で進めてみようと思います。
クセ者に負けない矛と盾を手に入れよう
誰か(クセ者)の邪魔を受けないためにはあらかじめその芽を潰す(攻撃する)か、
余白を十分に持って計画する(防御する)かの手段があります。
この本ではなんとその両方のノウハウのヒントが手に入ります!
先ほども横槍と書きましたがそう言われる所以は、
予期せぬところ、つまりは死角からの依頼であり攻撃です。
普通に正面をみているだけのヒトの視野角は200度、少し目を動かして見える範囲でも230度。
それより横や後ろは首を動かさないと見えません。
残り130度をカバーする為にどうするか?
見ちゃうか、見れなければイメージするしかありません。
またその一瞬だけではなく仕事中絶えず環境は変わります。
想像を働かせて、なんなら横槍を入れてくるであろう相手の立場になって考える。
本書では具体的なプロジェクトのエピソードとともに、相手の立場になって考えることの大切さを説きます。
著者の水野さんはそのイメージ力、疑う力というのがとても優れている方なのだろうなと思います。
また、余白を持って計画すると言うのは簡単ですが私自身とても苦手です。
余白を持たせる為にはその作業自体が終わるまでの概算の作業時間が必要です。
このスライドのここを何分で考えて、文章を何分で考えて…。
経験こそが物を言う世界ですね。
そこで仕事をルーティンで型にハメてパターン化すればええやん、と挙げられています。
さらにさらに鉄壁の防御を行う為に自分自身もコントロールするとよい、と
自分の中の変数を極力抑えるノウハウについてもいくつか書かれています。
頭からっぽにする為にPostEverを活用している私ですが、
一向に自分の時間をコントロールできないのはおそらくやり方が間違ってるんだろうなと思いました。
ご本人にお話を聞きに行きます!
仕事におけるルーティンと、自分自信をコントロールする(私はこれもまたルーティンと解釈しました)の
ヒントを学べる本です。
また時間は絶対というルールを改めて意識できるエピソードもたくさんあります。
今まで「横槍が入っちゃって期限までにできません…」とかいう言い訳を
平気でしていた自分に飛び蹴りしたくなるくらい腹落ちしました。
明日というか今夜(2018/11/07)、大阪は心斎橋にある、
STANDARD BOOK STOREという本屋・カフェでトークイベントがあります。
この本を手に取ったのはそこに参戦すべく急いで読んだという背景があるのですが、
内容がするするすると入ってきました。
具体的なプロジェクトが適度に出てくるのでイメージしやすかったのかもしれません。
200数ページなのでサクッと読んで段取りのヒントを手に入れましょう!
最後に、内容とは無関係ですが、紙質がかなりいい本です。ドッグイヤーめっちゃつけやすい。
それでは。
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