アンガーマネジメント、相手と課題解決を図る怒り方

ライフハック

こんにちは、へんりー(@a_henly)です。

久々に新聞を読むと5月に取り上げたたまたまアンガーマネジメント協会の連載を見つけたので取り上げてみました。

 

怒られた相手はどう感じるか?という観点

怒っている人には過去の出来事と目の前の出来事がつながっていますが、怒られている人は過去と現在の共通点が分かりません。

(中略)

そして、怒るルールや基準に一貫性を持たせましょう。話に一貫性がなく、ルールがぶれると、相手は起こられる基準が分からなくなってしまいます。

引用:「イライラしないちょっとしたヒント⑬」神戸新聞 / 安藤俊介

記事の中身は「相手の心に届く怒り方を」という見出しで書かれていました。

 

「怒る」側は、「私は怒っている」という意思表示、何か相手に行動してほしいというメッセージ、の2つの行動を「怒る」という行動から伝えようとします。

たいてい前者の意思表示は伝わるのですが、後者のメッセージは伝わりにくいです。

 

メッセージが伝わってこそ相手に気づきが生まれ、相手もどうすればいいか課題解決に進むことができます。

そのためには、上記引用部分の「その場のことのみ怒る」、「自分の中に怒る基準を作る」ことが大事だと言います。

 

怒る時によく使われる「前にも言ったけど」というフレーズは、怒られた側からすればメッセージを汲み取るためのフィルターが追加されることになり混乱するだけです。

相手に「前にも言われたな」という心理的揺さぶりをかけるのはそれほど効果的ではないということですね。

 

同じタイミングで何度も同じミスをしてしまう相手に対して怒る場合は、「なぜ?」という問いを相手が考えやすいように誘導することも大事です。

やんわりとどうしてミスをしてしまうのか考えるヒントを提示してみて一緒に考えていくのです。

 

例:印刷時に印刷設定を毎回カラーにしてしまう

怒る人:なぜカラー設定にしてしまうのか
怒られる人:つい、確認を忘れてしまう
怒る人:なぜ確認を忘れてしまうのか
怒られる人:とにかく印刷をしないと、という考えで頭がいっぱいになる
怒る人:なぜ頭がいっぱいになるのか
怒られる人:業務量が多いため作業に対して焦る

怒る人:(業務量を考えたり、焦らない環境づくりをすればいいんだな)

これはスムーズに言ったストーリーですが、実際怒る・怒られるというヒリヒリした現場ではここまで冷静に話がすすまないでしょう。

だからこそ、怒る側はこのアンガーマネジメントを心の片隅に置いておくことが大事ということです。

 

ただ怒鳴り散らせば恐怖心にかられて改善するだろう、という体育会的な考えだけではうまくいかないこともあります。

そういったときは視点を変えて、自分の感情的な怒りをやや抑えて、自分と相手にとって課題となっている原因を真に取り除こうという前向きな考えで伝えてみてはいかがでしょうか。

 

それでは。

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