技術者・エンジニア現場あるあるの話をしよう

あるある

こんにちは、へんりーです。

 

IT業界で働く人と話をしているとよく出る話として、

・自社社員と協力会社の関係
・開発と運用の関係

があります。システムに携わるレイヤーが下に行くほど商流や契約、会社間の関係性が複雑化しているものです。また、置かれている境遇によって意見も十人十色。だけど”あるある”は絶対あるよなと思って普段思っていることを書きます。

宣言しますが、レイザーラモンRGさんの『人生はあるあるである』を読んで大変面白かったので「あるある」というテーマはそれに引っ張られてます。

 

なお、私の今の立場は

・業務の一次受けをしている
・その業務の一部を協力会社さんにアウトソースする側である
・サブリーダー的なポジションである

という感じです。業務上、運用業務目線の話が多いです。
自社社員はプロパー、協力会社はパートナーという形で表現します。

あるある①新規プロパーがパートナーに業務教えられがち

システム、インフラを主としてる部門が利益獲得に行き詰まると「外部流出コスト削減や、業務効率化を目的にアウトソースした業務をKAIZENせよ」的な奥義を繰り出します。家計の見直しも固定費から、という話もある通り月々かかるコストを見直すというのは正しいでしょう。そんなお達しが出れば業務委託している現場で何が起こるかと言うと…

業務を改善しよう!
→しかしフルアウトソースしてると詳細がわからんのでパートナーに業務リストを出してもらう
→何年もこの業務やってますぜ的なパートナー会社の(屈強な)リーダーが非協力的だったり駆け引きが生まれる
→ええい、業務巻き取りの為にプロパー突っ込め!的な特攻作戦でプロパーが投入される
→パートナーの(屈強な)リーダーがいる環境でプロパーが業務詳細を乞う(盗む)

上記はパートナーを削減する、というルートです。投入される要員はコスト的にも、スキル的にも意気揚々と入ってきた新入社員のプロパーで固められるケースも多いでしょう。下積み経験として新人の経験値になればいいですが、やりたい事と大きくかけ離れていたりして離職につながるケースも少なくないと経験上感じます。

きれいにアウトソースできている業務ほどこういう展開が起こりうるように思います。
ただ、賢く契約している会社は運用工数の削減などもきちんとRFPに盛り込んでいて良いコンサルとお仕事したんだな、と思ったりします。

あるある②開発業務してた人、運用業務の主担当になりがち

システムの開発をしていた人は自分が作ったモノですから当然、熟知しています。バリバリの開発屋が、いつのまにか運用やってた的なことはよくある気がします。会社の流動性が悪いとなおさら。ただ、それが良いか悪いかは、それぞれの業務の面白さがあるので各々の好みの問題です。
私は両方経験したことがありますが、

開発(構築):新しいモノを作る事ができる。プロジェクトに終わりがある為、達成感を味わうポイントを掴みやすい。
運用:有事の際に急成長できる。自分の時間を作りやすい。

らへんが面白いポイントなのかな、と思いますね。

あるある③色んなスキルのアンマッチ起きがち

パートナー企業から来られる方と顔合わせという形で今の業務をお願いできそうだ、難しそうだという面談をしますよね。面談の時はいい感じだったのに、いざ業務がはじまると「むむ、ちょっと思ってた展開と違う…」と感じることもありませんか?
来てもらった方のエンジニアリングスキルであるケースや、パーソナルスキルに疑問を感じることもたまに…。

 

ここには前段における双方のスキルセットに対する観点の甘さが潜んでいます。
プロパーは業務にどんなスキルが必要か、それを確認する質問力があるか。
また、パートナー側も適切な要員を提案できるよう業務ヒアリングしているか。
などなど。
とか言いながらも実際は実業務をやってみてもらわないとわかりません。従って、プロパーとしては①にべもなく交代を要請する、②がんばって推進してみる、という選択を迫られます。

①は再度要員配置後にもろもろの申請や、OJT的なリソースが割かれる(かつ、また違和感を感じる可能性もあり)。②はいつ花が咲くかわからないがその間、何らかのストレスと戦い続ける必要がある。
という状況に往々にしてなります。②の方が建設的な感じはしますが、その要員を教育する立場にある場合、要員が意欲的でないと推進する側の負担も結構大きくなったりします。

 

管理職的な観点だと①派が多いでしょう。ただ、私は②派です。ちょっとイケてないかもしれないけど活かしどころが違うだけ、と思い込んでとりあえずやります。
その人はどんな目的があって今の会社にいるのか、どういう人になりたいのかとか聞いたりします。めんどくさがられたりしますし、パワーもかかりますがうまく業務が回るようになったらなかなか楽しいものです。

 

そして「あるある」は続く…

つらつらと書いてみましたが、「あーこれあるある!」的な感想を持っていただければ幸いです。契約・委託の観点から少し認識がずれていることもあるかもしれません。
そのあたりも含めてもっと色々な視野を持って行きたいと思いますので感想等あればぜひお願いします!

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