こんにちは、へんりー(@a_henly)です。
今回は思考と哲学についてのお話。
豊かな対話と教わりあう姿勢の大切さ
こども哲学は思考力や探求力を養うのに役立つと考えられており、学校が本格的な教科として授業に取り入れている例もある。
(中略)
「対話とは、それを通じてお互いが変化することを前提にしています。『教えてやろう』ではなく『教わる』姿勢。こどもから学び、自分を変えられるのか。大人も問われているのです」
引用:すくすく「思考養う「こども哲学」」神戸新聞 / 河野哲也
本記事は家庭でできるこどもとの対話の進め方、という触れ込みで、しっかりとした問いと対話を通じて親と子の双方が教わり合う結果(成長)を得ることもできるのではないか、という問いかけでした。
社会的な立場上、こどもであっても、一人の人間だと考えれば十分に敬意を払い、きちんと話を聴く、問いかけ、一緒に考える。
そうすることで大人自身も新たな観点を見つけ、こどもと共にさらに人間的に成長ができるという考えはとても共感できます。
これは家庭内だけでなくどんなシーンでも言えることだと私は考えています。
自分の親に対してでも、会社の上司でもそうです。
問いかけて対話することで自分も相手も教わりあう、成長しあう関係が生まれます。
ただその前提は記事にもある通り、相手も同じくこちらに対して「教わる」という土俵に上がっていること。
最初からこちらを見下しているなどの態度を取られてしまっては、こちらから根気強く「教わる」と接するか、もはやさじを投げるかの選択を迫られることでしょう。
対話を深めるために質問をする
記事の中では対話を深めるための質問例が載っていました。
【対話を深める質問の例】
1.〜ってどういう意味ですか
2.どうしてそう言えるのですか
3.そう言える根拠がありますか
4.それはどうやって確かめられますか
5.それはいつも当てはまりますか
6.その考えには何か前提がありませんか
7.そうだとしたら、どうなるでしょうか
引用:「じぶんで考え、じぶんで話せる こどもを育てる哲学レッスン」
河野哲也
ちょっとストレートな問いの表現ですので言い回しの工夫を考えて役立てましょう。
対話をしていくテーマに対して一つずつ問いを重ねてさらに強度の強い対話の内容としていく。
物事を論理的に考える際にも活用できる視点ですね。
深い対話は論理的な話の上に成り立っているのです。
そのため、こどもと論理を一緒に組み立てていくには、平易な言葉で双方の理解をひとつずつ答え合わせしながら進める…なかなか大変そうですね。
その分、しっかりと考えることができる大人になれる、かもしれないという話です。
適度にゆるく、持続させることが一番
記事前半で親や、上司やと多くの人と接する中でも対話を意識して接していくのが良いと述べましたが、もちろん関わる人すべてに、そんな風に捉えて生きていくのはめんどくさいです。
なので途中でやめてもいいと思います。
そして気づいたときにまた再開して、その人から対話をきちんと行い、教わろうと思ってみる。
何がなんでも教わる!という気持ちを持つのもいいですが、疲れるときもあるでしょう。
適度にON/OFFしていくぐらいが長く続けるコツだと考えています。
続けていれば次第に「教わる」という習慣を意識しなくとも実践できるようになっていくようになるものだと思っています。
少しでも共感できれば実践してみてコメントいただけると幸いです。
それでは。
コメント